2026年1月6日(火)から21日(水)まで巡回企画展「変わりゆく永久凍土の世界」が、東京都立大学南大沢キャンパスにて開催されます。
ArCS III陸域人間圏課題と東京都立大学が主催し、北極域などの永久凍土に関する展示を行うほか、研究者によるガイドツアーも実施される入場無料のイベントです。
巡回企画展の開催概要と展示内容
東京都立大学南大沢キャンパスにある牧野標本館別館TMUギャラリーを会場として、永久凍土をテーマにした巡回企画展が実施されます。

- 企画展名: 巡回企画展「変わりゆく永久凍土の世界」
- 日時: 2026年1月6日(火)~1月21日(水) 10:00~17:00(入館は16:30まで)※日・祝・1/10休館
- 場所: 東京都立大学 南大沢キャンパス 牧野標本館別館TMUギャラリー(東京都八王子市南大沢1-1)
- 展示内容: 永久凍土に関するパネル展示、写真資料など
開館時間は午前10時から午後17時までとなっており、入館の受付は閉館時間の30分前までとなります。
期間中の日曜日と祝日、および1月10日の土曜日は休館日に設定されているため、来場の際は注意が必要です。
入場料は無料となっており、大学関係者だけでなく一般の方も自由に見学することができます。
主催はArCS III陸域人間圏課題と東京都立大学都市環境学部地理環境学科で、北海道立北方民族博物館などが企画制作に協力しています。
ArCS III(北極域研究加速プロジェクト)とは
本企画展を主催するArCS III(アークス・スリー)は、「北極域研究加速プロジェクト(Arctic Challenge for Sustainability III)」の略称です。
これは日本における北極域研究のナショナルフラッグシッププロジェクトとして位置づけられています。
北極域で急速に進行する環境変化の実態把握やプロセス解明を行い、高精度な将来予測を行うことを目的としています。
また、自然環境の変化が人間社会に与える影響を評価し、その成果を社会実装につなげるための研究活動も推進しています。
会場となる牧野標本館別館TMUギャラリー
展示会場となるのは、東京都立大学南大沢キャンパス内にある「牧野標本館別館TMUギャラリー」です。
この施設は、日本の植物分類学の基礎を築いた牧野富太郎博士ゆかりの標本を収蔵する牧野標本館の関連施設です。
TMUギャラリーは、大学の研究成果や学術資料を広く一般に公開するためのスペースとして活用されています。
キャンパスの南門付近に位置しており、地域住民や外部からの来訪者もアクセスしやすい場所にあります。
普段は大学の研究活動に関する展示や、所蔵資料の公開などが行われている施設です。
今回の企画展では、このギャラリー全体を使って永久凍土の世界観や研究成果が展示されます。
八王子市南大沢1-1という立地で、最寄り駅の南大沢駅からも徒歩圏内のキャンパス内にあります。
研究者による展示ガイドツアーの開催
会期中の1月17日(土)には、展示内容をより深く理解するためのガイドツアーが開催されます。
このガイドツアーでは、実際に北極域や永久凍土の研究を行っている研究者が解説を担当します。
展示パネルだけでは伝えきれない現地の様子や、最新の研究知見について直接話を聞くことができる機会となります。
実施時間は1日2回予定されており、1回目は11時から、2回目は14時から開始されます。
ガイドツアーへの参加費は無料で、事前の申し込みに関する記述はなく、当日の開催時間に会場で参加する形式です。
土曜日の開催となるため、平日の来館が難しい場合でも参加しやすい日程設定となっています。
専門家の解説を通じて、地球環境の変化や永久凍土の現状について知見を深めることができます。
まとめ
2026年1月6日から21日まで都立大南大沢キャンパスで永久凍土の企画展が開催されます。
ArCS IIIプロジェクトの一環として行われ入場料は無料です。
1月17日には研究者による解説が聞けるガイドツアーが2回実施されます。
なお、牧野標本館別館TMUギャラリーは日曜日と祝日、1月1日(土)は休館日となっているのでご注意ください。


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