八王子市のプレスリリースで八王子市駅南口周辺が経済産業省と国土交通省が共同で取り組む「スマートモビリティチャレンジ」において、スマートモビリティ推進協議会伴走支援に東京都内で初めて採択されました。
都内初の採択決定とその背景
八王子市は八王子駅南口周辺地区が経済産業省主導の「スマートモビリティチャレンジ推進協議会伴走支援」の令和7年度支援先として採択されたことを発表しました。
この採択は都内では初となります。
この伴走支援は、将来的な技術進歩を見据え、地域の移動課題解決を図るとともに、自動車関連事業者の既存事業強化や新規事業創出を促進することを目的としています。
これにより、産業競争力の強化に繋がる新たなビジネスモデルの創出に向けた取り組みが支援されることになります。
「スマートモビリティチャレンジ推進協議会伴走支援」とは
「スマートモビリティチャレンジ推進協議会伴走支援」は、経済産業省と国土交通省が中心となり令和元年度より推進している取り組みの一環です。
スマートモビリティチャレンジ推進協議会について(SmartMobility Challenge)
この取り組みは、スムーズで快適な移動の実現を目的とした交通サービスや事業モデルに関する先進的な実証実験を支援してきました。
2024年度からは経済産業省がこれらの取り組みを一層普及させることを目指し、将来的な取組構想の検討や実証実験計画の作成、実証実験における改善案の検討等に関する伴走支援を具体的に実施しています。
これにより、地域の実情に合わせたモビリティサービスの構築が期待されます。
八王子市の具体的な取り組みと期待
八王子市では、この伴走支援を活用し、JR八王子駅南口の旧医療刑務所跡地(子安町三丁目26番1号)に令和8年10月オープン予定の「桑都の杜(そうとのもり)」の整備効果を最大限に高める計画です。
具体的には、八王子駅から桑都の杜をつなぐ「とちの木通り」を中心とした新たな地域輸送手段の確保を進めます。
あわせて、八王子駅南口周辺地区の魅力を一層向上させ、周辺地域と連携したにぎわいの創出に向けた検討も進めていく方針です。
八王子市長は今回のスマートモビリティ推進協議会伴走支援の採択を受け、以下のコメントを発表しています。
「八王子の玄関口である八王子駅から八王子の新しいランドマーク「桑都の杜」をつなぐ新たな交通手段が確保できます。新たなにぎわいの創出に期待しています」
南大沢にもスマートシティ協議会が
南大沢もスマート東京の先行実施エリアとしてスマートシティ協議会が運営されています。
これまでにも自動配送ロボットの取り組みや電動キックボードなどスマートモビリティの取り組みを実施されてきました。
そんな中、同じ八王子市の八王子駅南口でもスマートモビリティチャレンジが始まることになります。
今後八王子市内でスマートモビリティの機運が高まることが期待されます。
まとめ
今回、八王子駅南口周辺地区が、2025年度の「スマートモビリティチャレンジ推進協議会伴走支援」に都内で初めて採択されました。
この支援は、地域の移動課題解決と自動車関連産業の競争力強化を目的としています。
市は、八王子駅から新拠点「桑都の杜」への新交通手段確保や、周辺のにぎわい創出を目指す計画です。
これにより、「桑都の杜」の整備効果向上と地域全体の魅力アップが期待されます。
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