株式会社紀伊國屋書店の完全子会社である京王書籍販売株式会社が、2025年9月1日に社名を「紀伊國屋書籍販売株式会社」へ変更しました。
これに伴い、京王書籍販売株式会社が運営している本屋「啓文堂書店」は、2025年12月末までに順次「紀伊國屋書店」へと屋号を変更します。
京王書籍販売株式会社が紀伊國屋書籍販売株式会社へ社名変更
株式会社紀伊國屋書店の完全子会社である京王書籍販売株式会社は、2025年9月1日付で社名を「紀伊國屋書籍販売株式会社」に変更しました。
2025年9月12日の株式会社紀伊國屋書店のプレスリリースで発表されています。
この社名変更は、親会社である株式会社紀伊國屋書店の「紀伊國屋」を社名に冠することで、紀伊國屋書店グループとしての一体感を高め、さらなる成長を目指すことを目的とのことです。
元々2025年4月21日に京王電鉄はグループ企業である啓文堂書店を紀伊国屋書店に譲渡することを発表し、6月30日で京王書籍販売株式会社の全株式を株式会社紀伊国屋書店に譲渡していました。

なお、京王書籍販売株式会社から紀伊國屋書籍販売株式会社に社名変更しましたが、住所、電話番号、法人番号などの変更はありません。
紀伊國屋書籍販売株式会社になってからも引き続き東京都多摩市に本社を置き、事業を継続するとのことです。
啓文堂書店が「紀伊國屋書店」へ店名変更
紀伊國屋書籍販売株式会社が運営する「啓文堂書店」の屋号も、順次「紀伊國屋書店」に変更されることが発表されました。
屋号の統一は競争力およびブランド力の強化を図る目的で行われ、2025年12月末までに実施予定です。
啓文堂書店は京王線沿線の駅を中心に以下の20店舗を展開しています。
- 下高井戸店(京王線・下高井戸駅)
- 桜上水店(京王線・桜上水駅)
- 八幡山店(京王線・八幡山駅)
- 仙川店(京王線・仙川駅)
- つつじヶ丘店(京王線・つつじヶ丘駅)
- 府中本店(京王線・府中駅)
- 高幡店(京王線・高幡不動駅)
- 高尾店(京王線・高尾駅)
- 渋谷店(京王井の頭線・渋谷駅)
- 永福町店(京王井の頭線・永福町駅)
- 久我山店(京王井の頭線・久我山駅)
- 吉祥寺店(京王井の頭線・吉祥寺駅)
- 稲田堤店(京王相模原線・京王稲田堤駅)
- 多摩センター店(京王相模原線・京王多摩センター駅)
- 橋本駅店(京王相模原線・橋本駅)
- 荻窪店(JR中央線・荻窪駅)
- 三鷹店(JR中央線・三鷹駅)
- 狛江店(小田急線・狛江駅)
- 鶴川店(小田急線・鶴川駅)
- 小田急相模原店(小田急線・小田急相模原駅)
これらの店舗が啓文堂書店から「紀伊國屋書店」に店名変更となります。
その結果、啓文堂書店という名前の本屋は消滅することになりました。
屋号変更1店舗目は9/25に府中本店
屋号変更の第一号店として、2025年9月25日(木)に「啓文堂書店府中本店」が「紀伊國屋書店府中店」に変更されます。
府中店の店名変更に先立ち、9月19日(金)からはプレ運用も開始される計画です。
府中本店を皮切りに、他の店舗も順次変更が進められていきます。
なお、紀伊國屋書店としての各種サービスについては、新屋号の店舗で順次対応が予定されています。
啓文堂書店は独自のポイント制度があったため、そうしたポイント制度が継続されるのか、紀伊國屋ポイントに切り替わるのか、ユーザーとして気になる点です。
屋号変更後の具体的なサービス内容については、今後の発表が待たれます。
多摩センターや橋本など各店も12月末までに順次変更
府中本店の変更後、他の店舗についても2025年12月末までを目途に、順次「紀伊國屋書店」へと屋号が変更されていきます。
南大沢からも近い啓文堂書店として多摩センター店や橋本店も対象です。
これらの店舗が、今後数ヶ月の間に「紀伊國屋書店」としてリニューアルされることになります。
買い物と合わせて多摩センター店や橋本店は立ち寄ることも多かったため、お店は残るものの「啓文堂書店」ではなくなるのは寂しく感じます。
まとめ
今回、京王書籍販売株式会社が2025年9月1日に紀伊國屋書籍販売株式会社へ社名を変更したことを紹介しました。
これに伴い、「啓文堂書店」は「紀伊國屋書店」へと店名(屋号)を変更することも発表されています。
第一号店として「啓文堂書店府中本店」が9月25日に「紀伊國屋書店府中店」となります。
多摩センターや橋本など他の店舗も、2025年12月末までに変更される予定です。
京王線ユーザーにとって、啓文堂書店という名前の本屋さんがなくなるのは寂しく感じます。
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