2025年11月22日(土)に京王堀之内駅からほど近い大栗川公園と大栗川沿いを舞台に、秋の夜長を彩る「大栗川キャンドルリバー」が開催されました。
夕暮れ時から公園内の無数のキャンドルに火が灯され、大栗川沿いのいつもの散歩道が幻想的な光の川へと姿を変えました。
地域の方々の想いが込められた手作りのキャンドルや、人気キャラクターを模したユニークな作品など、見どころ満載のイベントの様子をレポートします。
大栗川キャンドルリバーの開催概要
大栗川キャンドルリバーは、南大沢・京王堀之内エリアの地域住民が主体となって作り上げる、秋の恒例イベントです。
大栗川の穏やかな流れに沿って並べられ数万のキャンドルが、一夜限りの美しい風景を作り出します。

- イベント名: 大栗川キャンドルリバー2025
- 開催日時: 2025年11月22日(土) 点灯開始16:00~
- 開催場所: 大栗川公園および大栗川遊歩道(京王堀之内駅より徒歩圏内)
- イベント概要: 川沿いや公園内に並べたキャンドルへの点灯、キャラクターキャンドル、防犯啓発など
- 料金: 入場無料
大栗川キャンドルリバーのイベント情報については南大沢通信の記事でも紹介しています。

夕暮れ時の大栗川公園と点灯の始まり
16時の点灯開始時刻を少し過ぎたタイミングに会場へ到着すると、あたりはまだ夕方の明るさが残っており、穏やかな空気に包まれていました。

すでに点灯式が終わっていたので、公園入口付近のキャンドルは点灯していました。
会場となった大栗川公園の木々は赤や黄色に色づいており、美しい紅葉とこれから灯されるキャンドルのコラボレーションを予感させてくれます。
まだ明るい時間帯ということもあり、紙コップに描かれた子供たちの可愛らしいイラストや、色とりどりの装飾をじっくりと眺めることができました。

点灯式後もキャンドルがどんどん追加され、点灯はボランティアや参加者の手によって一つひとつ丁寧に行われ、地域全体でイベントを盛り上げようとする温かい雰囲気が伝わってきます。

会場にはコーヒーやスイーツを販売するキッチンカーも出店しており、温かい飲み物を片手に、徐々に日が暮れていく空を眺めながら贅沢な時間を過ごすことができました。

子どもたちにはソフトクリームが大人気でした。
闇夜に浮かぶ幻想的な光の川
時間が経過し、太陽が完全に沈んで夜が訪れると、会場の雰囲気は一変して息をのむような幻想的な世界へと姿を変えました。

川沿いの遊歩道や公園内の斜面に並べられた無数のキャンドルが一斉に輝き出し、光の川ような美しさです。

紙コップを通して透き通る柔らかな光は、オレンジや黄色、ピンクと温かみのある色合いで揺らめき、見る人の心を優しく包み込みます。

ゆらゆらと風に揺れる小さな炎の集合体は、冷たく澄んだ秋の夜気の中で生命力を感じさせ、日常の喧騒を忘れさせてくれる静謐な輝きを放っていました。

「由木2025.11.22」という由木村を忘れないようにメモリアルなエリアなど、計算された光の配置も見事で、いつまでも眺めていたくなるような、情感あふれる秋の夜の絶景でした。
人気キャラクターが光のアートで登場
今回のキャンドルリバーで特に来場者の注目を集めていたのが、キャンドルの並びで描かれたキャラクターアートの数々です。

暗闇の中にぽっかりと浮かび上がったのは、サンリオの人気キャラクターであるシナモンやクロミ、そして大ブームの「ちいかわ」からうさぎやハチワレといった愛らしい顔ぶれでした。

紙コップの配置と光の濃淡だけで見事にキャラクターの特徴を捉えており、そのクオリティの高さと遊び心に、多くの人が足を止めて写真撮影を楽しんでいました。

特にハチワレの形に並べられたキャンドルは、闇夜にニコッと微笑みかけているようで、見ているだけで心がほっこりと温かくなるような愛らしさがありました。

子供たちは大好きなキャラクターを見つけて歓声を上げ、大人たちもその柔らかな光のアートに癒やされる、会場全体が笑顔に包まれる素敵な空間となっていました。
防犯啓発でピーポくんも出動!
大栗川キャンドルリバー2025には防犯啓発ということで、南大沢警察署からピーポくんも出動していました。

南大沢警察署もキャンドルの展示を行っており、「ミナミオオサワケイサツショ」と文字を描いたキャンドルやピーポくんと110番を描いたものもありました。

まとめ
京王堀之内駅近くの大栗川公園で開催された「大栗川キャンドルリバー」は、地域の手作り感が溢れる心温まるイベントでした。

夕暮れ時の紅葉から夜の幻想的なライトアップまで、時間の経過とともに移ろう美しい景色を堪能することができました。
キャラクターを描いたキャンドルアートやキッチンカーグルメなど、視覚でも味覚でも楽しめる要素が盛りだくさんです。
来年の開催も待ち遠しくなる、南大沢エリアの秋の夜長を彩る素晴らしいひとときでした。



コメント