2025年10月8日に八王子市は、市立南大沢小学校に勤務する60代の女性教諭が、2024年に複数回にわたり店舗で窃盗行為を繰り返したとして、懲戒免職処分としたと発表しました。
教諭は薬局や衣料品店などで万引きを行っており、教育者としての信頼を著しく損なう行為として、懲戒免職という厳しい処分が下されました。
繰り返された窃盗行為と懲戒免職処分
八王子市が2025年10月8日に発表したプレスリリースによると、懲戒免職処分を受けたのは八王子市立南大沢小学校に勤務する60代の女性教諭です。
処分理由は、2024年中に3度にわたって行われた窃盗行為です。
市によると、1度目は2024年7月19日に薬局で化粧品など21点、合計36,569円相当を窃取しました。
さらに同年8月30日には衣料品店でTシャツなど8点を、10月28日にはスーパーマーケットで牛乳2本を含む17点、合計4,365円相当を窃取したとのことです。
これらの服務事故を受け、市は地方公務員法に基づき、2025年10月8日付で同教諭を懲戒免職としました。
事件の舞台となった南大沢小学校
八王子市立南大沢小学校は、東京都八王子市南大沢に位置する公立小学校です。
多摩ニュータウンの開発とともに1985年に開校し、長年にわたり地域の教育を支えてきました。
同校は緑豊かな自然に囲まれた環境にあり、地域社会との連携を重視した教育活動を行っていることで知られています。
2024年の南大沢小学校の全校生徒数は98名と、一学年あたり約16名ほどです。
その分、手厚い教育の支援が受けられるとの評判があります。
教育者としてあるまじき行為、失われた信頼
子どもたちの人格形成に大きな影響を与える教職員が、犯罪行為に及んだという事実は極めて深刻です。
特に今回のケースは一度の過ちではなく、薬局、衣料品店、スーパーマーケットと場所を変え、3ヶ月余りの間に3度も窃盗を繰り返した常習的な犯行であり、その悪質性は高いと言わざるを得ません。
教諭は、単に知識を教えるだけでなく、児童の模範として、高い倫理観と規範意識を持つことが社会的に求められる職業です。
この繰り返された窃盗行為は、その社会的責務と児童や保護者の信頼を根底から裏切るものであり、教育者として決して許されるものではありません。
南大沢小学校に通う生徒たちに対しても、学校の先生が犯罪行為に手を染め、懲戒免職になったことに対してケアが必要です。
まとめ
八王子市立南大沢小学校の60代女性主任教諭が、2025年10月8日付で懲戒免職処分となりました。
処分理由は、2024年7月から10月にかけて薬局や衣料品店などで3度にわたり万引きを繰り返したことです。
被害品は化粧品や衣料品、食料品など多岐にわたり、金銭換算できるだけでも被害総額は4万円を超えています。
児童の模範となるべき教育者による常習的な犯罪行為は、教育界の信頼を大きく損なう深刻な事態です。
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