2025年6月末より約8ヶ月間にわたって、八王子市は「八王子未来共創プロジェクト(第2期)」を開催します。
南大沢通信も選考を通過して参加できることになりました。
ただ、選考に関する情報がほとんどない中で、今後同じプロジェクトに参加希望者の参考となるよう、提出した書類の内容を紹介したいと思います。
八王子未来共創プロジェクトとは
八王子未来共創プロジェクトは「事業構想力」を持つ人材を市内に育成するため、事業構想力育成事業です。
【研究員募集中】事業構想力育成事業(八王子未来共創プロジェクト研究)の実施について
「変化の激しい時代において、産学官民の多様な主体による「共創」を軸とし、社会経済環境の変化に適応した新規ビジネスの創出や、既存ビジネスの変革について構想し、事業化できる人材が必要」という考えで、八王子市が事業構想大学院大学と連携して実施します。
2024年度に第1期が行われ、2025年度も第2期八王子未来共創プロジェクトが継続されました。
対象者は市内に在住・在勤・在学の個人事業主や経営者、会社員、創業を予定している人となっています。
月2回ほどの講義やフィールドワークなどが半年以上実施されますが、なんと無料で受講できます。
通常、事業構想大学院の講義等を受けるには多額の授業料が発生する中、八王子市が費用を負担してくれるのはとてもありがたいです。
その代わり受講できるのは13名程度と人数は絞られており、それ以上の応募が合った場合は書類選考を通過しなければなりません。
選考情報が少ない中、手探りで応募
八王子未来共創プロジェクトについては2025年度で2年目です。
しかし、八王子未来共創プロジェクトの応募要項や記入例などは説明があるものの、実際に受講した方の情報はいくら調べても確認できませんでした。
事業構想大学院大学のInstagramで八王子未来共創プロジェクト修了式の投稿は発見したものの、選考を通過してプロジェクトに参加したユーザーの感想などはありませんでした。
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そのため、南大沢通信でもどうすれば選考を突破できるか、手探りしながら申請書類の準備を進めました。
書類選考を突破するために考えた戦略
まずこうした取り組みに応募し選考を通過するには目的・ゴールを整理することが大切です。
実施主体である八王子市はなぜ「八王子未来共創プロジェクト」に多額の予算を費やして、事業構想大学院大学と連携して取り組むのでしょうか?
その理由はシンプルで「八王子で起業・新事業に取り組む人を増やしたい」です。
八王子市が事業の振り返りをする中で、「八王子未来共創プロジェクトを通じて、八王子市内で起業した事例が◯件発生した」と報告したいはずです。
その点を踏まえると、応募者の選別では以下の2つのポイントが重要と考えられます。
- 新規事業に取り組む能力がありそう
- 八王子で起業(新事業)する可能性が高そう
新規事業の能力・スキルだけではない
前述したポイントは1つだけではなく、両方を満たすことが重要です。
ついつい「自分は新規事業のアイディアや実行力もない・・・」とネガティブに思いがちですが、別に有名なスタートアップのような大規模な事業は必要ないと考えます。
むしろメディアに取り上げられるようなスタートアップは事業をスケールすることが求められます。
その結果、八王子市内に収まらず、都心に移転する未来が目に見えています。
それよりも八王子市に根付いて長期にわたって事業に取り組むことの方が市の取り組みとしてありがたいはずです。
2つのポイントどちらかを突出するのではなく、バランスよくアピールするとよいと仮説を立てました。
選考を通過した志望動機・テーマへの貢献の書類公開
まだ来年度も同じように第3回八王子未来共創プロジェクトが開催されるかはわかりません。
しかし、八王子市も直面している人口減少社会には事業構想力を持つ人材が必要不可欠で、本プロジェクトはとても重要と捉えています。
そこで、第3回八王子未来共創プロジェクトも実施されることを期待し、次年度向けに南大沢通信が第2回に提出した選考書類を公開します。
お応募にあたって志望者が最も頭を悩ますであろう項目は志望動機・テーマへの貢献です。
南大沢通信が第2回八王子未来共創プロジェクト研究に応募して、書類選考に通過した内容を参考にしてもらえればと思います。
八王子未来共創プロジェクトの志望動機・テーマへの貢献を解説
上記の志望動機と貢献できることを考える上で、前述した2つのポイントを意識して文章を作成しました。
南大沢通信の場合は1年にわたって八王子市南大沢の情報を発信し、月間5万PVほど記録していたので、その実績を全面に押し出しました。
事業に取り組めるかを相手に伝えるには熱意も大切ですが、過去の実績は大きなポイントです。
熱意のみ押し出すよりも信頼しやすくなるため、自分のこれまでの経験や実績はアピールすべきだと思います。
また、南大沢の地域メディアを事業として取り組むことは、2番目のポイントである「八王子で起業する可能性が高そう」に必然的につながります。
南大沢をテーマにした地域メディアなので、八王子での起業の可能性が高いと推定できます。
また、貢献できることとして南大沢通信を発展させることで、南大沢周辺の盛り上げることになります。
八王子の発展につながることになるを意識して、紹介した志望動機と貢献できることで提出した結果、無事に書類先行を通過し、第2回八王子未来共創プロジェクトに参加できることになりました。
まとめ
今回、八王子未来共創プロジェクト研究・第2期の書類選考に通過した南大沢通信の応募内容を紹介しました。
選考を突破するためには、本プロジェクトを実施の目標から逆算して応募書類を準備するのが大切です。
八王子で新規事業を取り組める人材を探していることから、それをアピールできるよう、南大沢通信の実績と事業の可能性をアピールしました。
ぜひ来年の第3期八王子未来共創プロジェクト研究に参加される方や他の自治体等で同じような事業構想大学院大学との取り組みがあった場合に参考にしてもられば幸いです。
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