2025年11月上旬から八王子市の上柚木公園にある児童遊園をインクルーシブ広場として整備する工事が行われています。
障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる公園を目指して、2026年3月まで工事が実施予定です。
ブランコや滑り台、小さい子ども向けの新しい遊具が設置され、上柚木公園の児童遊園が生まれ変わります。
※れんれんまま様より情報提供いただきました。ありがとうございました!
上柚木公園にインクルーシブ広場を整備
上柚木公園の児童遊園に「インクルーシブ広場」を新たに整備する工事のお知らせが、上柚木公園内の掲示版に掲示されています。

この計画は、障害の有無を問わず、誰もが一緒に利用し楽しめる公園空間の創出を目的とし、2025年11月上旬より工事が開始されています。。
- 工事名: 上柚木公園インクルーシブ広場整備工事
- 工期: 2025年11月上旬~2026年3月中旬(予定)
- 作業時間: 8:30~17:15(時期により時間が前後します)
- 発注者: 八王子市 まちなみ整備部公園課
工事に関する不明な点や気づいた点については、八王子市の上記の連絡先に問い合わせることができます。
インクルーシブ広場とは?誰もが楽しめる遊び場
今回整備される「インクルーシブ広場」とは、年齢、性別、国籍、障害の有無など、心身の能力や特性にかかわらず、あらゆる人が共に楽しめるように設計された遊び場のことです。
八王子市のお知らせにも「障害の有無を問わず誰もが利用できる公園を目指す」と明記されています。
一般的なインクルーシブ広場の特徴として、車椅子に乗ったままでもアクセスしやすいスロープや転んでも安全なように柔らかい素材の舗装が挙げられます。
また、体をしっかりと支えられる背もたれ付きのブランコや、複数人で一緒に乗れる大型の遊具なども設置されることが多いです。
これにより、子どもたちがそれぞれの個性や能力に合わせて遊び方を見つけ、自然な形で交流できる環境が生まれます。
工事場所は「野球場南側」の児童遊園
上柚木公園には児童遊園が2箇所存在ありますが、今回のインクルーシブ広場の整備工事が行われるのは、公園内の「野球場南側児童遊園」です。

現地のお知らせに添付された案内図によると、工事対象エリアは野球場の南側に位置する区画であることが明確に示されています。

公園を訪れる際には、工事期間中はこのエリアへの立ち入りが制限されるため注意が必要です。
工事によって土ぼこりが舞うことや瓦礫が発生することもあるので周辺を通行する際は気をつけましょう。
景観と環境に配慮した樹木の伐採
広場の整備工事に伴い、エリア内の一部の樹木が伐採される計画です。

これは、単に木を減らすのではなく、樹木を適切な間隔になるよう「間引く」ことで、残された樹木の健全な成長を促し、「良好な樹冠」を形成することを目的としています。
健康な樹冠が形成されることで、夏には涼しい木陰を提供し、公園全体の環境改善にも貢献します。
伐採対象となる樹木は、公表された「樹木伐採平面図」に赤書きで示されており、計画的に選定されているとのことです。
2026年3月完成予定!新しい広場のイメージ
工事は2026年3月中旬に完了し、新しいインクルーシブ広場がオープンする予定です。
公開された完成イメージ図からは、多様な遊び方ができる魅力的な空間が描かれています。

図には、車椅子に乗ったままの子どもも一緒に遊べるよう設計された複合遊具や、ゆるやかなスロープが設置された大きな滑り台が見られます。
また、一般的なブランコのほか、体を預けて乗れる円盤型のブランコなど、様々な身体特性の子どもに対応した遊具が配置されるようです。
地面は衝撃を吸収する柔らかい素材で舗装され、安全にも配慮されている様子がうかがえます。
緑豊かな木々に囲まれながら、すべての子どもたちが自分のペースで自由に楽しめる、明るく開放的な広場となることが期待されます。
まとめ
八王子市の上柚木公園で、児童遊園がインクルーシブ広場として生まれ変わります。
インクルーシブ広場の整備工事は2025年11月から2026年3月中旬まで行われ、場所は野球場南側の児童遊園です。
障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる遊具が設置され、景観に配慮した樹木の整備も行われます。
多様な遊具を備えた上柚木公園のインクルーシブ広場が、2026年3月に完成するのが待ち遠しいです。


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