2025年2月14日に京王電鉄が3月15日より京王線のダイヤ改正することを発表しました。
京王線のダイヤ改正で京王相模原線の変更ポイントをまとめてみました。
さらに南大沢駅に焦点を絞り、2025年の京王線のダイヤ改正の影響を考察します。
京王線の3/15ダイヤ改正を発表
京王電鉄株式会社は2025年2月14日に京王線・井の頭線のダイヤ改正を発表しました。
京王電鉄の公式サイトのニュースリリースでダイヤ改正についてPDFのプレスリリースがアップされています。
ダイヤ改正が実施されるのは1ヶ月後の2025年3月15日です。
京王ライナーや特急の増発など
京王電鉄が発表した京王線ならびに京王井の頭線のダイヤ改正では、京王ライナーに関する変更が多く掲載されています。
さらに区急や快速といった運行種別の電車を、急行や特急に変更し、高速化を進める内容となっています。
減便といった文言は確認できない点や、井の頭線に関しては平日は2本の増便ならびに休日は運行間隔が8分→7.5分に短縮され、上り+6本(106→112本)、下り+本(107→112本)と増便です。
そうした点から京王線ならびに京王相模原線においても、基本的に運行数が増加する利用者にとって利便性が向上するダイヤ改正と推測されます。
京王相模原線でのダイヤ改正ポイント
京王電鉄が2025年2月14日に発表したダイヤ改正のプレスリリースは6ページもの資料となっています。
京王八王子方面に向かう京王本線と京王井の頭線の情報も多く、多摩ニュータウンを通って終点・橋本駅に向かう京王相模原線の情報が分かりにくいです。
そこで、京王線のダイヤ改正の中から京王相模原線に関するものを抽出し、ピックアップしました。
2025年3月15日に実施される京王相模原線のダイヤ改正ポイントは以下6点です。
- 【上り】朝8時14分橋本発の京王ライナー1本増便
- 【上り】朝9時台の京王ライナーを多摩センター→橋本発に変更
- 【上り】朝8:08の多摩センター発の特急を橋本発に変更
- 【上り】朝7:45多摩センター発の急行を区間急行に種別変更
- 【下り】夜の京王ライナーが多摩センターで各停接続
- 【下り】土日の京王ライナーの3本増便
それぞれの詳しい内容を紹介していきます。
【上り】平日朝8時台の京王ライナー1本増便
平日の朝8時14分に橋本駅発の京王ライナーが1本増発されています。
朝のラッシュ時間ということもあり、49分かけて橋本から新宿に向かいます。
【上り】平日朝9:54の京王ライナーを多摩センター→橋本発に変更
元々多摩センター発の平日朝9時54分の京王ライナー42号が44号となって9時37分橋本駅発に変更されます。
橋本駅や南大沢駅から乗ることができなかった京王ライナーが乗車可能となります。
【上り】平日朝8:08の多摩センター発の特急を橋本発に変更
元々多摩センター駅発の平日朝8時8分の特急が橋本駅発に変更されます。
京王ライナーに加えて、特急電車も多摩センター始発が1本少なくなります。
【上り】平日朝7:45多摩センター発の急行を区間急行に種別変更
前述したプレスリリースの図の通り、京王多摩センターから平日朝7時45分に始発する急行が、区間急行に種別変更されます。
これによって従来停車しなかった京王相模原線の駅に停車するようになり、その分新宿到着に時間がかかるようになります。
【下り】平日夜の京王ライナーが多摩センターで各停接続
下りの平日夜の京王ライナーで多摩センターで各停が待ち合わせとなりました。
京王堀之内や多摩境利用ユーザーは多摩センターor南大沢で各停をホームで待つ場合がありましたが、京王ライナーから普通列車にすぐに乗り換えられるようになります。
【下り】土日の京王ライナーの3本増便
2025年3月15日から土日夕方の下りの京王ライナー橋本行きが3本増便されます。
18~20時台は京王ライナーが1時間に1本だったのが、1時間に2本に増えます。
南大沢駅におけるダイヤ改正の影響は?
南大沢駅を利用する人々にとって、2025年3月の京王相模原線のダイヤ改正はメリットが大きいと言えます。
平日の新宿方面に向かう上りに関しては、朝8時と9時に京王ライナーがそれぞれ1本増便となり、朝8時の特急も1本増便となりました。
さらに土日夕方の下り・京王ライナーは3本も新宿駅から増発となっています。
平日朝の新宿行きの京王ライナー・特急が3本増え、土日夕の橋本行きの京王ライナーが3本増えたことで南大沢駅の利便性は向上すると言えそうです。
京王ライナー子連れ割引券が通年販売に
さらに2025年3月の京王線のダイヤ改正では、京王ライナーの子連れ割引券にも変更があります。
元々は期間限定の発売であった「こどもといっしょ割座席指定券」が通年販売となります。
大人+小人の2席セットが500円で購入でき、それぞれ購入するよりも320円もお得なチケットです。
当初は期間限定での発売であったものの、京王ライナー利用ユーザーからの好評だったこともあり、通年販売に切り替わりました。
まとめ
今回、2025年2月14日に発表された、2025年3月15日実施の京王線のダイヤ改正について京王相模原線の変更ポイントを紹介しました。
京王電鉄が発表したプレスリリースを確認したところ、京王相模原線では平日朝の京王ライナー1本増便に加え、多摩センター駅始発の京王ライナー・特急が橋本駅始発に変更されます。
さらに土日の夜18~20時台にそれぞれ京王ライナーが1本増えて3本増便の予定です。
南大沢を利用するユーザーからしても、2025年3月のダイヤ改正で利用できる京王ライナーと特急が増えるため利便性がアップしそうです。
南大沢⇔相模原の京王バス・神奈川バスが3月廃止
京王バスと神奈川バスが共同で運行している聖蹟桜ヶ丘⇔南大沢⇔相模原のバス路線が2025年3月29日で運行終了し、廃線となります。
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