南大沢駅から出ているJR横浜線・相模原駅行きのバスが2025年3月で運行終了となります。
上記バス路線を運行している京王バス(桜84・南84)と神奈川中央交通(桜84)どちらも路線廃止の届出を出しているため、聖蹟桜ヶ丘駅〜(南大沢駅経由)〜相模原駅と南大沢駅〜相模原駅のバス路線が消滅します。
※南大沢駅〜聖蹟桜ヶ丘駅(桜80)は廃止されないため、聖蹟桜ヶ丘駅行きは無くなりません。
南大沢経由の聖蹟桜ヶ丘⇔相模原バスが2025年3月運行終了
南大沢駅前にあるバスターミナルからは八王子駅や橋本駅、京王堀之内駅といった色々な駅へ向かうバスが運行されています。
その中に京王線の聖蹟桜ヶ丘駅から南大沢駅を経由してJR横浜線の相模原駅に向かうバスがあります。
この聖蹟桜ヶ丘駅〜(南大沢経由)〜相模原駅の路線(桜84)と南大沢駅〜相模原駅(南84)が2025年3月で運行終了し、廃止になるとの情報がありました。
神奈川県にバス路線廃止の届出
桜84と南84のバス路線廃止という情報のソースは、神奈川県生活交通確保対策地域協議会に提出された「路線退出等意向申出書」です。
桜84と南84を運行している京王バスは、2024年5月30日に当該路線について路線退出等意向申出書を提出しています。
路線退出等意向申出書には「路線廃止」の意向を明らかにし、2025年3月をもって運行終了とのことです。
バス廃止理由は利用者僅少
南大沢から聖蹟桜ヶ丘駅・相模原駅に向かう桜84(南84)のバスを廃止する理由は「運行回数僅少および利用者僅少による」との事由が路線退出等意向申出書に記載されていました。
これらのバスは1日に6本しか運行しておらず、他の路線に比べても本数が少ないです。
その結果、バスに乗車する利用者も少なく、京王バスでは年間836万円の赤字路線となっています。
赤字路線を減らしてバス会社としての収益性を高めるため、路線廃止すると推測されます。
神奈川中央交通も同時届出のため路線消滅
今回京王バスからだけでなく、神奈川中央交通からも路線退出等意向申出書が同時に提出されています。
神奈川中央交通は京王バスと共同で、聖蹟桜ヶ丘駅〜(南大沢経由)〜相模原駅の路線(桜84)を運行していました。
神奈川中央交通も路線廃止の申出書を提出しているため、桜84のバス路線は2025年3月をもって消滅することになります。
南大沢駅→相模原駅へ移動手段は電車のみ
今後は南大沢駅から相模原駅に向かう公共交通機関の移動手段は電車のみとなります。
南大沢駅から京王相模原線で橋本駅に向かい、JR横浜線に乗り換えて相模原駅というルートです。
所要時間としては約20分なので、バスよりも到着時間は早いです。
元々桜84/南84の運行本数は少なかったため、バス路線廃止による影響は小さいと推測されます。
まとめ
今回、聖蹟桜ヶ丘駅〜(南大沢経由)〜相模原駅の路線(桜84)と南大沢駅〜相模原駅(南84)のバス路線が2025年3月をもって廃止されることを紹介しました。
運行本数が少ない上に利用者も少ないため、赤字路線になっていたのが廃止理由でした。
これによって南大沢駅から相模原駅に向かうバスは無くなり、公共機関は電車のみとなります。
なお、南大沢駅から聖蹟桜ヶ丘駅行きの路線バスには桜80があるので、無くなりません。
バス利用者は少ないため、影響は小さいかもしれませんが、今後もバス路線の見直しが心配されます。
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