八王子市、三井不動産株式会社、東京都立大学は、2026年9月1日(火)~2027年3月31日(水)の予定で、南大沢駅前の公共空間を高質化する共同研究を始めます。
9月19日(土)~11月3日(火・祝)には、駅前の歩行空間でベンチやマルシェなどを置く社会実験として、「みちひろば」が実施予定です。
南大沢駅前「みちひろば」共同研究と社会実験の開催概要
三井不動産株式会社が2026年9月11日(金)に発表したプレスリリースによると、八王子市、三井不動産、東京都立大学の三者は、「南大沢駅前における公共空間の高質化に係る共同研究」の契約を結んだとのことです。

- 研究名称: 2026年度「南大沢駅前における公共空間の高質化に係る共同研究」
- 開催期間: 研究期間は2026年9月1日(火)~2027年3月31日(水)(予定)。社会実験は2026年9月19日(土)~11月3日(火・祝)(予定)
- 場所: 南大沢駅前歩行空間(京王相模原線「南大沢」駅=東京都八王子市南大沢2-1-6から、「三井アウトレットパーク 多摩南大沢」=東京都八王子市南大沢1-600までの主要動線)
- アクセス: 「南大沢」駅の改札を出て右手の歩行者デッキを進み、アウトレットA街区前まで徒歩約2分
- 内容・特記事項: ベンチ、テーブル、遊具などのストリートファニチャ(屋外家具)の設置、マルシェやワークショップ、舗装見本の設置、利用者調査・データ分析。「ほこみち」(歩行者利便増進道路)指定を見据えた検討
- 公式サイト: 三井不動産プレスリリース(2026年9月11日)
- 主催: 八王子市、三井不動産株式会社、東京都立大学
研究の目的は、滞在・交流・賑わいが生まれる「みちひろば」の実現に向け、社会実験や利用者調査の成果を公共空間の整備や管理に活用することだと説明されています。
主な研究内容は、公共空間のデザイン・設計条件の検討、駅前歩行空間を活用した社会実験、利用者調査・データ分析の3点です。
通行中心の駅前を滞在できる「みちひろば」へ転換
プレスリリースによると、南大沢駅周辺は商業施設、大学、公園、住宅地が集まる多摩ニュータウン西部の拠点である一方、駅前の公共空間は整備から30年以上が経過しているとのことです。

八王子市は、駅からアウトレットへの主要動線となる駅前歩行空間と、「南大沢中郷公園」(東京都八王子市南大沢2-26)の再整備を検討しています。
通行が中心だった空間を、滞在や交流、賑わいが生まれる「みちひろば」へ転換し、道路法に基づく歩行者利便増進道路、通称「ほこみち」への指定を見据えた高質化を進める方針です。
「ほこみち」は、歩行者の通行空間を確保しながら、ベンチやテーブルなどを道路上に置き、滞在や交流に使いやすくする制度となっています。
都市デザイン、まちづくり、観光の知見を持つ東京都立大学(南大沢キャンパス:東京都八王子市南大沢1-1)が加わることで、産官学で将来像と管理・活用の方法を検討する体制となりました。
9/19~11/3にベンチやマルシェを置く社会実験
共同研究の一環として、2026年9月19日(土)~11月3日(火・祝)の予定で、南大沢駅前歩行空間からアウトレットまでの範囲に、期間限定のストリートファニチャが置かれます。

設置されるのは歩行空間上のベンチ、テーブル、遊具などで、来場者が使える遊び場やキッチンカーの配置も案内されています。
実施内容には、周辺事業者と連携したマルシェやワークショップ、舗装見本の設置もあります。
検証項目は、歩行者動線の安全性、滞留・交流空間の有効性、賑わい創出の効果に加え、行動観察、アンケート、人流データ分析です。
京王電鉄株式会社とのポイント還元キャンペーンや、駅前商業施設との連携イベントも予定されており、詳細はアウトレット、京王、南大沢アプリで随時発信されるとのことです。
同時期の「餃子&唐揚げフェス」と「パンのフェス2026」
プレスリリースの添付資料によると、社会実験の期間中には駅前の商業施設側でも大型の食イベントが重なります。

2026年9月20日(日)~22日(火・祝)の11:00~18:00には、アウトレットのA街区1Fイベントスペースと歩行者デッキで「餃子&唐揚げフェス」が開かれ、雨天決行・荒天中止と案内されています。
南大沢通信でもアウトレット南大沢の餃子&唐揚げフェスのイベントの詳細を取り上げています。


2026年10月31日(土)~11月3日(火・祝)の11:00~17:00には、「はちおうじ みんなのオータムマルシェ パンのフェス2026 in 三井アウトレットパーク 多摩南大沢」が南大沢駅前大通りと施設内の特設会場で開かれ、南大沢開催は5周年となります。
2028年春のアウトレット建替えと駅前整備の関係
三井不動産は、2028年春の開業を目指し、「三井アウトレットパーク 多摩南大沢」の一部建替えと大規模リニューアルを進める方針です。
プレスリリースでは、公共空間の整備主体である八王子市と、エリアの賑わいづくりに取り組む三井不動産、東京都立大学が連携し、駅前歩行空間一帯の計画・設計や整備後の管理・活用を検討するとされています。
建替えは2026年4月に着工済みで、施設全体の店舗数は約150店規模になる見込みです。
A街区は営業を続けながらの改装が進められており、今回の社会実験の舞台も駅とA街区をつなぐ歩行空間が中心になるとみられます。
アウトレットの建替え・リニューアルについては、南大沢通信の過去記事でも紹介しています。

南大沢駅改札から歩行者デッキで徒歩圏の対象範囲
社会実験の対象となる南大沢駅前歩行空間は、京王相模原線「南大沢」駅の改札を出てすぐのデッキと駅前の通りをつなぐ動線となっています。

改札を出て右手へ進み、「フレンテ南大沢」(東京都八王子市南大沢2-1)側から続く歩行者デッキを渡ると、徒歩約2分でアウトレットのA街区前に到着する経路です。
プレスリリースの図では、駅からアウトレットA街区・B街区周辺に加え、東側の「南大沢中郷公園」一帯までが整備対象範囲として示されています。
まとめ
今回、南大沢駅前で公共空間の高質化に係る共同研究が2026年9月1日(火)に始まることを紹介しました。
9月19日(土)~11月3日(火・祝)の予定で、ベンチやテーブル、マルシェなどを置く社会実験が行われます。
通行中心の歩行空間を「みちひろば」へ転換し、「ほこみち」指定を見据えた検討が三者で進められる予定です。
期間中の駅前の様子や利用者調査も行われるので、ぜひ南大沢にお住まいの方は足を運んでみてください。


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