京王電鉄が公式サイトで公開している「駅別一日平均乗降人員」の2025年度データが、2026年6月に更新されました。
南大沢駅の2025年度の一日平均乗降人員は53,823人(-104人)と、前年度からわずかに減少しています。
一方で、同じ京王相模原線の京王多摩センター駅や橋本駅は、乗降人員を大きく伸ばしています。
京王線全体は2025年度も乗降人員が増加傾向
京王電鉄の公式サイトによると、京王線・井の頭線の全線計の一日平均乗降人員は、2025年度が3,319,273人でした。

前年度の2024年度は3,250,190人で、全線では約6万9000人の増加となっています。
新宿駅は684,055人で前年度の670,239人から増加しており、引き続き京王線で最多の乗降人員です。
新型コロナウイルスの影響で一時的に落ち込んでいた利用者数は、近年は回復傾向が続いており、2025年度もその流れが見られます。
南大沢駅は53,823人(-104人)とわずかに減少
京王電鉄が発表した京王相模原線の2025年度の一日平均乗降人員は、以下の通りです。
| 京王相模原線 | 2025年度 | 2024年度 | 前年度差 |
|---|---|---|---|
| 京王多摩川 | 15,400 | 14,983 | +417 |
| 京王稲田堤 | 51,906 | 50,725 | +1,181 |
| 京王よみうりランド | 15,373 | 14,826 | +547 |
| 稲城 | 19,637 | 19,257 | +380 |
| 若葉台 | 23,616 | 23,893 | -277 |
| 京王永山 | 40,430 | 40,122 | +308 |
| 京王多摩センター | 80,472 | 78,801 | +1,671 |
| 京王堀之内 | 29,491 | 28,968 | +523 |
| 南大沢 | 53,823 | 53,927 | -104 |
| 多摩境 | 20,691 | 20,444 | +247 |
| 橋本 | 90,316 | 88,419 | +1,897 |
| 合計 | 441,155 | 434,365 | +6,790 |
南大沢駅の2025年度の一日平均乗降人員は53,823人で、前年度の53,927人から104人の減少となりました。

京王線全体や相模原線の多くの駅が増加するなかで、南大沢駅は数少ない微減となった駅の一つです。
減少幅は約0.2%とごくわずかで、大きく利用者が減ったわけではなく、ほぼ横ばいに近い水準を保っています。
南大沢駅は三井アウトレットパーク多摩南大沢や東京都立大学の最寄り駅で、商業・通学・通勤など多様な利用がある駅です。
南大沢駅が微減となった理由を考察
南大沢駅の乗降人員がわずかに減少した理由について、京王電鉄から公式な説明は出ていません。
南大沢駅周辺の南大沢1丁目〜5丁目の町別の人口ではほとんど変化はないため、人口減少が原因とまで言えないようです。
南大沢駅の利用には東京都立大学に通う学生の動きが影響しやすく、年度ごとの学生数や授業形態の変化が乗降人員に表れた可能性も考えられます。
また南大沢のシンボルでもある三井アウトレットパーク多摩南大沢は、2028年春のリニューアルに向け、片側エリア(B街区)が工事中と縮小営業している点で、南大沢を訪れる人の減少しているかもしれません。
周辺の多摩センターや橋本が伸びていることを踏まえると、相模原線内での利用の重心がやや変化している可能性もありそうです。
いずれも推測の域を出ませんが、減少幅自体は小さく、南大沢駅が引き続き相模原線の主要駅であることに変わりはありません。
京王相模原線は多くの駅で乗降人員が増加
京王相模原線は、全体として2025年度も乗降人員を伸ばしている路線です。
京王堀之内駅は29,491人で前年度の28,968人から増加し、多摩境駅も20,691人と前年度の20,444人から伸びています。
京王永山駅も40,430人と微増となっており、相模原線沿線の多くの駅で利用者が回復・増加しています。
そのなかで、南大沢駅と若葉台駅(23,616人、前年度23,893人)が数少ない減少となっており、相模原線内でも駅ごとに傾向が分かれています。
橋本・多摩センターが大きく増加した理由
京王相模原線で特に大きく乗降人員を伸ばしたのが、橋本駅と京王多摩センター駅です。

橋本駅は90,316人で前年度の88,419人から約1,900人増加し、相模原線では最多の乗降人員となっています。
橋本駅周辺ではリニア中央新幹線の新駅設置が予定されており、駅周辺の再開発も進んでいます。
新しいマンションもどんどん建設されていることから、将来のアクセス拠点としての注目度が利用者増につながっているとみられます。
また、京王多摩センター駅は80,472人で前年度の78,801人から約1,700人増加しており、こちらも大きな伸びを示しました。
多摩センターはサンリオピューロランドをはじめとする集客施設があり、近年は国内外からの来訪者が増えていることが、乗降人員の増加に寄与していると考えられます。
さらに多摩中央公園の整備など子育て世帯が暮らしやすい街になっており、人口増加も寄与していそうです。
まとめ
今回、京王電鉄が直近で更新した2025年度の駅別一日平均乗降人員から、南大沢駅を中心に傾向を紹介しました。
京王線全体は増加傾向が続くなか、南大沢駅は53,823人とわずかに減少し、ほぼ横ばいの水準となっています。
一方で、京王相模原線の橋本駅や京王多摩センター駅は、リニア新駅や集客施設を背景に大きく乗降人員を伸ばしています。
南大沢駅の今後の乗降者数の動きについては、来年度以降も京王電鉄の乗降人員データをチェックしてみたいと思います。


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